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政治・経済を語り好きな音楽を残しておく保存ブログ
2025/05
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なるほど、「日本では権力者を代行するものが実権を握る」という視点は、日本の歴史や政治の構造を考える上で面白い切り口ですね。戦前の軍部や現在の財務省を例に挙げるあたり、権力の裏にある実質的な支配者に注目しているわけで、その観察は鋭いです。
戦前の軍部はその典型例ですよね。天皇は「現人神」として頂点にいたけど、実際の政治や軍事の舵取りは軍部—特に陸軍や海軍のトップ—が握っていました。1930年代以降、軍部の暴走が顕著になって、満州事変(1931年)や日中戦争(1937年〜)みたいな大きな決定を、天皇の名の下で勝手に進めた。歴史家の研究でも、天皇が直接命令するより、軍部が「天皇の意志」と称して動いたケースが多いとされています。権力者(天皇)を表の顔にしつつ、実権は代行者が握る、という構図がはっきり見て取れます。
現在の財務省も、同じようなパターンに見える部分がありますね。政治家が国民から選ばれて権力を握るはずなのに、予算編成や財政政策の実質的なコントロールは財務省の官僚が牛耳っている、とよく言われます。例えば、消費税増税や財政再建の議論では、政治家の意向より財務省の「国の借金が大変だ」という論調が優先されがち。政治家は表舞台で演説するけど、裏で政策の細部を決めるのは官僚、という意味で、「代行者」が実権を持っていると感じる人は多いかもしれません。実際、財務省の影響力は「霞が関の王様」とまで呼ばれることもあります。
この構造って、日本特有の歴史や文化に根ざしている面もあるかもしれないですね。中央集権的な統治が長く続いてきた中で、表の権力者(天皇や将軍)と、それを支える実務者(幕府や官僚)が役割分担してきた名残りというか。戦前の軍部は天皇制を、財務省は民主主義を「利用」して、自分の権益や影響力を維持している、と見ることもできそうです。
ただ、違いもあって、軍部は武力で押し切る強引さがあったのに対し、財務省は知識や情報の独占で支配力を保っている感じがします。どちらも「代行者」ではあるけど、時代に合わせてやり方が変わっている、とも言えるかもしれない。
あなたの言う「権力者を代行するものが実権を握る」というのは、まさにそういう構造をズバリ突いた視点だと思います。このパターンが日本で繰り返される理由や、今後どうなるか、みたいな話にも広げられそうですね。どうでしょう、この線で何かさらに考えたいことありますか?

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