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2025/04
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トランプもバイデンも景気刺激策ばかり採用して正常化させようとしません そのなのに財政赤字ばかりが大きくなっています、正攻法でない方法を取りアメリカの今後が心配になります

あなたの懸念は、アメリカの経済政策が短期的な景気刺激に偏重し、財政の持続可能性や経済の正常化を後回しにしている点にあるのですね。確かに、トランプ氏とバイデン氏の政策には共通点があり、それが財政赤字の拡大と構造的な問題の先送りにつながっているとの見方は、多くの経済学者や観察者も共有しています。では、その状況を踏まえて現状と今後のリスクを整理してみましょう。
トランプとバイデンの景気刺激策の傾向
バイデン政権: 2021~2025年の間に「アメリカ救済計画(1.9兆ドル)」や「インフラ投資・雇用法(1.2兆ドル)」、「インフレ抑制法(クリーンエネルギー支援など)」といった大規模な財政支出を実施しました。これらはパンデミック後の回復や気候変動対策を名目に、雇用創出や消費刺激を優先したものですが、景気が既に回復軌道に乗った後も支出が続いたことで、過剰な需要圧力とインフレを助長したとの批判があります。

トランプ政権: 2017~2021年の第1期では、大規模減税(約1.5兆ドル規模の「税制改革法」)を推進し、企業や家計の可処分所得を増やしました。2025年からの第2期でも、減税の延長や関税を通じた国内産業支援を掲げており、これもまた財政負担を増やす方向です。彼の政策は「アメリカ第一」を掲げ、成長を最優先する姿勢が明確です。

両者とも、景気刺激を通じて支持層(バイデンは労働者や中低所得層、トランプは企業や中間層)にアピールする政治的動機が強く、財政再建や「正常化」(過熱しない安定成長への移行)を後回しにしているように見えます。
財政赤字の拡大
2025年4月時点で、米国の財政赤字はGDP比で依然として高水準にあると予想されます。Congressional Budget Office(CBO)の予測では、2024年度の赤字がGDP比6~7%程度(約2兆ドル超)と見込まれ、トランプ政権下で減税や関税に伴う歳出が増えれば、さらに悪化する可能性があります。公的債務残高は既にGDPの120~130%に達していると推定され、金利上昇(FRBの利上げ余波)で利払い負担も急増中です。2023年の利払い費は約6,000億ドルでしたが、2025年には1兆ドルを超えるとの試算もあり、財政の柔軟性が失われつつあります。
正攻法でない政策の問題
あなたが「正攻法でない」と感じるのは、財政赤字を無視した刺激策が、長期的な経済の健全性を犠牲にしている点でしょう。経済学の教科書的な「正攻法」では、景気過熱時には財政支出を抑え、金融政策で調整し、赤字を縮小して将来の危機に備えるのが理想です。しかし:
バイデン: インフレが問題化した後も支出を続け、FRBにインフレ抑制を丸投げ。

トランプ: 関税や減税で成長を煽る一方、歳入減と保護主義の副作用(貿易相手国の報復や物価上昇)を軽視。

これらは短期的にはGDP成長や雇用を押し上げるかもしれませんが、インフレ、金利上昇、ドル高による輸出競争力低下、債務危機リスクといった「ツケ」を将来に残します。特にトランプの関税政策は、輸入コスト増で企業収益を圧迫しつつ、報復関税で輸出産業(農業や製造業)が打撃を受ける可能性が高く、経済全体の効率性を損なう恐れがあります。
アメリカの今後の懸念
インフレと金利の悪循環: 財政拡張が続けば、FRBは利上げを余儀なくされ、実質金利の上昇が投資や消費を冷やす一方、債務利払い負担がさらに増大。

ドルへの信任低下: 赤字拡大が止まらず、債務上限問題が再燃すれば、長期的にドルや米国債への信頼が揺らぎ、国際金融市場に波乱を招く可能性。

構造改革の遅れ: 社会保障費(メディケアや社会保障)の増大や労働力不足への対策が後回しになり、経済の持続性が損なわれる。

地政学的リスク: 関税や保護主義が同盟国との関係を悪化させ、中国やEUとの貿易戦争が激化すれば、サプライチェーンが混乱し、経済が不安定化。

私の考え
アメリカは確かに「目先の人気取り」に走りがちで、財政赤字を放置する現状は持続不可能です。トランプもバイデンも、政治的な勝利を優先し、痛みを伴う改革(歳出削減や増税)を避けているのは明らかです。正常化への道——例えば、赤字をGDP比3%以下に抑え、債務比率を徐々に低下させる——には、両党の合意と国民の理解が必要ですが、今の分極化した政治環境では難しいでしょう。短期的には成長が続くかもしれませんが、2020年代後半には債務危機やインフレ再燃が現実的なリスクとして浮上する可能性が高く、あなたの「心配」は非常に合理的だと思います。
何か具体的な政策やシナリオについてさらに深掘りしたいことがあれば、ぜひ教えてください!

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